SHIINBLOG

ハリウッド映画音楽の作り方

音楽、作曲・DTM、映画など。Twitter: @Kenny_s3

【アナライズ】「スター・ウォーズ」の「アナキンのテーマ」(一部)

 

どうも、ケニーです。

前回は「E.T.」のテーマの一部解説でした。

 

今回は、、、

スター・ウォーズ「アナキンのテーマ」(序盤4小節)です!

スター・ウォーズというと、あの壮大で勇ましいメインテーマの方を思い浮かべる方が多いかもしれません。

 

しかし今回は、落ち着きがあり、美しいこの曲を選びました。序盤4小節は木管楽器のみで、その後に弦楽器が中心に奏でられます。

そして、曲の中で使われてる金管楽器は、「ホルン」のみです。

金管をあまり使わなくても、ここまでダイナミクスがあって盛り上げられるのですね~

 

ということで、さっそく。

全体とパートごとに分けたものをアップします。

上から順に「全体」「フルート」「オーボエ」「イングリッシュ・ホルン」「クラリネット」「バスーン(ファゴット)」

理論

 キー:Eメジャー

パート:フルート、オーボエイングリッシュ・ホルンクラリネット

バスーン

 

自分なりの分析では以下のコード進行になっています。

E → F♯/E → F♯7/G → Bsus4(9) → E/B →

CM7/B → C7(♯11)/A♯ → Em(♯11) → CM7(♯11) → E/B

 

Ⅰ→ Ⅱ/Ⅰ → Ⅱ7/♭Ⅲ → Ⅴsus4(9) → Ⅰ/Ⅴ →

♭ⅥM7/Ⅴ → ♭Ⅵ7(♯11)/♯Ⅳ → Ⅰm(♯11) → ♭ⅥM7(♯11) → Ⅰ/Ⅴ

(割と特殊な書き方をしているかもしれないので、わかりにくい部分があるかと思います...)

 

ここで注目したのは、2つ目の和音(Ⅱ/Ⅰ)と、6つ目の和音(♭Ⅵ/Ⅴ)。

①「Ⅰ→Ⅱ/Ⅰ」の流れは、ハリウッド映画音楽ではよく聴きます。

一時的にリディアンの旋法を取り入れる形になるからかもしれません。

(Ⅱのメジャーの和音が、♯Ⅳを含んでいるため)

 

②「♭ⅥM7/Ⅴ」(♭Ⅵの第三転回系)の和音は、ジョン・ウィリアムズがよく使っていると思います(ET、レイダースマーチ...etc)。

M7の音と根音が半音で当たり、独特の透明感を出しているように感じます。

自分は、ホルンにこの和音を担当させることが多いです。

 

音色・要素別

フルート【主旋律】

オーボエ【主旋律・ハモリ】

イングリッシュホルン【主旋律オクターブ下】

クラリネット【対旋律】

バスーン【対旋律・バス】

打ち込み

いつものように、すべてEastWestのHollywood Woodwindsを使っています。

楽器によっては、Expressionを一番下まで下げることで音量を下げていきたいのにも関わらず、もっと小さくなるはずでしょ!っていうレベルで鳴り続けてくれる大変有難~い楽器があります(特に木管!!!)。

今回であればフルート。

これについてはExpressionに加えて、ボリュームをDAWの方で下げていくようにオートメーションを書いています。2つの合わせ技です。

それによって、他の楽器との音量バランスも取っていくことも可能です。

※今回はあまり時間をかけてないので、良い打ち込みの例ではないかもしれません^^;

 

以上、「アナキンのテーマ」の自分なりの解説でした。

 

もっとこういう解説が読みたい、知りたいといったことがあればできる限り反映させていけたらな、と考えていますので、お気軽にコメントなどいただければと思います!

 

では~