SHIINBLOG

ハリウッド映画音楽の作り方

音楽、作曲・DTM、映画など。Twitter: @Kenny_s3

「美女と野獣(Beauty and the Beast)」5音の魔術

 

どうも、ケニーです!

 今回は、前記事2つとは少しスタイルを変えてメロディとモチーフについて書きたいと思います。コード進行などについては触れません。

題材は、エマ・ワトソン主演で今話題になってる映画美女と野獣のテーマ曲です。

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 作曲したのはディズニーではお馴染み、アラン・メンケン(Alan Menken)氏。

彼はその他多くのディズニー映画の作曲に携わっています(「アラジン」、「リトル・マーメイド」などなど...)

どれもキャッチーで夢が広がるような曲ばかりですよね!

考察

 この「Beauty and the Beast」という曲、アリアナが最初に"Tale as old as time"という音型を歌った時点で、1曲を通したモチーフが決定しています!(歌に入る前のイントロでももちろんそれが使われてますが)。

以下はアリアナの最初のパート8小節分です。

※細かいフェイクや歌い回しは簡略化しています。

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 基本的に5音で一つのかたまり(8分音符4つ+2分音符or全音)になっているのがよくわかります。

・1、3、5小節目の8分音符は上行形

・6、7小節目の8分音符は下行形

この後、ジョンのパートの"Both a little scared"から上下ジグザグに進んだりはしますが、「8分音符4つ+2分音符or全音」の音型は1曲通して崩れません。

曲のメロディすべてが、最初の"Tale as old as time"のメロディを変化させたものです。

「何度も繰り返す」

これは音楽で本当に大事な部分になります。

繰り返すことで、人の記憶にも残りやすくキャッチーなメロディとなります(その繰り返し方も大変重要にはなってきます)。

 

これは分かりやすく、モチーフを大切に何度も使っている曲ですが、基本的にキャッチーなポップスでは、モチーフをむやみやたらに変えるようなことはしないのが得策かと...。

 

5音で一つのかたまりの例としてもう1曲参考に挙げて、記事を締めくくります。。。

Harry Connick Jr. - It Had to Be You

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以上です!

 

もっとこういう解説が読みたい、知りたいといったことがあればできる限り反映させていけたらな、と考えていますので、お気軽にコメントなどいただければと思います。